実中研 ICLASモニタリングセンターの見学
7月24日、有尾類研究所の中学生が、神奈川県川崎市にある公益財団法人実中研およびICLASモニタリングセンターを見学しました。
今回の見学では、SPF(Specific Pathogen Free)動物や無菌動物として育成されたマウス・ラット・マーモセットをはじめ、それらを無菌環境で飼育するためのビニールアイソレーターなど、世界最先端の実験動物施設を見学しました。また、細菌培養や抗体検査、PCR解析などによる微生物学的品質の評価に加え、遺伝子組換え技術を用いた生命工学研究や病理解析など、医学・生命科学を支えるさまざまな研究についてもご紹介いただきました。
さらに、このような研究から得られた知見がどのように学術論文として発表され、世界中の医学・生命科学研究へ貢献しているのかについても詳しくご説明いただき、実中研が国際的な研究基盤を支える重要な役割を担っていることを実感しました。
日頃から多くの有尾類を飼育・研究している山脇有尾類研究所にとっても、安全で再現性の高い飼育環境を維持するためには、適切な飼育管理だけでなく、微生物学的品質の評価や、研究に用いる動物の系統・遺伝的背景を意識することの重要性を改めて学ぶ機会となりました。
今回見学に参加した中学生は、イモリの健康や病気をテーマに研究を進めています。見学後には、「学校でも飼育環境の品質をより学術的な視点から評価し、研究に生かせる方法を検討したい」と話しており、今回得た知識を今後の研究活動へ積極的に取り入れていきたいという意欲を見せていました。
実中研前にて
無菌飼育室用作業服の展示
実中研ホームページより(飼育技術開発)
ICLASモニタリングセンターHPより(遺伝学的・微生物学的な品質管理)
