個体識別用タグの勉強会
6月16日、株式会社エスケーエレクトロニクス様のご協力のもと、個体識別タグに関する勉強会を開催しました。
今回ご紹介いただいた個体識別タグは、生物に取り付けた非常に小さなタグを専用の装置で読み取ることで、個体ごとに異なる番号を識別できる技術です。これまでにアリやハチなどの昆虫を対象とした行動解析で活用された事例があり、生物の移動や行動を定量的に把握するための有効な手法として注目されています。
一方で、この技術は有尾類を対象とした研究ではほとんど活用例がなく、新たな研究の可能性を秘めています。
山脇有尾類研究所では、希少な有尾類の保全には産卵場所となる水域だけでなく、それらを取り巻く陸域環境の保全も重要であると考えています。しかし、有尾類が陸上でどのように移動し、どのような環境を利用しているのかについては、十分に解明されていない部分も多く残されています。
今回学んだ個体識別技術は、有尾類の陸域での行動や生態を定量的に調査するための新たな手法となる可能性があります。生徒たちは講義を通して、どのような研究に応用できるのかを考えながら、積極的に質問し、知識を吸収していました。
今回の学びをきっかけに、新たな研究テーマの創出や、希少な有尾類の保全につながる研究活動へと発展させていきたいと思います。
タグのデモ実演
研究の構想を考える生徒
