奥日光のクロサンショウウオ産卵池の見学
6月14日、日本両棲類研究所を訪問し、クロサンショウウオの産卵池および幼生の調査を行いました。
当日は、雪解け水によって形成された自然の産卵池を観察するとともに、ダム建設などによって失われた産卵環境を補うために整備されたビオトープも見学しました。生徒たちは、希少な両生類を守るために行われている保全活動について学びながら、実際の生息環境を観察することができました。
山脇有尾類研究所では、普段オオイタサンショウウオを中心に飼育・研究を行っています。そのため、クロサンショウウオの産卵の様子や幼生を実際に観察する機会は大変貴重な経験となりました。また、同じ小型のサンショウウオであっても、産卵時期や卵嚢の形態、幼生の生態には大きな違いがあることを知り、生徒たちは種ごとの適応や多様性について理解を深めることができました。
さらに今回の調査を通して、「自然保護」と「環境保全」の違いについて改めて考える機会となりました。単に環境を守るだけでなく、その地域に固有の希少な生物を守るためには何が必要なのか、自分たちにできることは何かについて考える貴重な経験となりました。
ご協力いただきました日本両棲類研究所所長の篠崎尚史博士ならびにスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。
自然の産卵池
調査の後は一休み
アズマヒキガエルのオタマジャクシ
クロサンショウウオの卵嚢
