8月2日(土)~4日(月) 鳥取大学連携環境学習交流会
8月2日(土)~4日(月) フィールドサイエンスセンター「蒜山の森」(岡山県真庭市)および鳥取大学医学部(鳥取県米子市)にて、鳥取大学連携環境学習交流会が行われ、中学3年生から高校2年生の生徒が参加しました。山脇学園を始めとして全国から5校が参加し、中高生が環境学習を通してこれまで進めてきた探究活動を深めるための交流会を行いました。

鳥取大学農学部「蒜山の森」
1日目は、3つの講義を受けました。①森林科学研究所の佐野淳之先生「中国地方における森林の歴史と樹木の動き」、②島根大学の高屋浩介先生「もしも世界からミツバチが消えたなら?ー生物多様性を失うとあなたの朝ごはんも消えるかもしれないー」、③鳥取大学の大林徹也先生「映画:ジュラシックパークから生命倫理・研究倫理を考える」。暑い中ではありましたが、生徒達は講義に興味津々に聞き入り、積極的に質問する姿も見られました。

講義①

講義②

講義③
2日目は、前後半に分かれて植物のフィールドワークと動物のフィールドワークを行いました。森に入ったり川に入ったり顕微鏡を覗いたり…、多くの研究者の方々や大学生のTAにご指導をいただき、様々な貴重な経験をすることができました。夕食は外でジンギスカンのBBQ、夜は植物のフィールドワークのミニ発表会も行われました。

植物フィールドワーク

動物フィールドワーク①

動物フィールドワーク②

ジンギスカンBBQ

植物フィールドワークのミニ発表会
3日目は、鳥取大学医学部へ移動し、各校の研究発表・意見交換会が行われました。各校の探究活動について知ることができ、研究について先生方からアドバイスもいただくことができました。その後は、オプション研修が行われ、イベリアトゲイモリ、電子顕微鏡、プラナリア、トビハゼ、最新バイオ機器など、それぞれが興味のある研究室を見学させていただきました。

研究発表・交流会

オプションツアー(電子顕微鏡コース)
この3日間は、自然科学を探究する上で理解しておかなければならない倫理観や背景を知ることから、実際に自分で自然に触れて感じるという経験、研究者の方から最前線の話を聞くことまで、学びを詰め込んだ研修でした。また、他校の生徒との探究を通じた交流もあり、中高生がこれからの探究活動を進めていく上で大きなモチベーションの向上になりました。
ご協力くださったすべての方々に感謝申し上げます。